私の練習方法


私の練習方法~大型2種運転免許~

大型2種の練習は、受け入れてくれる教習所が佐賀県内にはないので長崎県又は福岡県の教習所へ通う方法しかないのです。しかし、お金をかけずに免許を取ろうというのが私の目標なのでそのような中でどうすれば実車に乗らずして免許を取得できるか、を考えながら本試験に臨んでいます。

そこで、私がやっていることを書いてみました。

⇒この練習の積み上げで、本日(2004/10/25)技能試験に合格しました。


◎改正道交法後の同じ境遇の合格者の話を聴く。
私の職場に平成15年12月に大型2種を取得した方がいます。とにかくこの方から話を聴くようにしています。この方は、大型1種も試験場で取得されています。大型2種は、11回目の技能試験で見事合格されています。この方からいただいた基本的アドバイスです。
また、試験場にいくと、なぜかすでに合格された人が試験状況を見に来ていることがあります。その方々から直接アドバイスを受けるのも参考になります。

①安全確認・・・
6点確認(ルームミラー、左サイドミラー、左側目視、ルームミラー、右側サイドミラー、右側目視)、3点確認(左折時⇒ルームミラー、左サイドミラー、左側目視・右折時⇒ルームミラー、右側サイドミラー、右側目視)を怠らない。特に場内の課題で一旦車体を止めた場合は、安全確認を忘れないこと。

②10回は受験するつもりで・・・
大型2種はそんなに簡単じゃない。最低10回は受験するつもりで、決して諦めないこと。

③時間をかけていいんだ!
鋭角も、縦列も、方向変換も時間をかけてかまわない。とにかく、落ち着いてやることだ。

④運転のうまさは関係ない。
試験は、道路交通法などの法令に基づく運転がどれだけ正確にできるかを試している。速度違反はもってのほか、身についた悪い癖(逆手でのハンドル操作など)は、治さなければ合格しない。運転のうまさは関係ない。


◎試験官の一言を聞き逃さない。
教習所が佐賀県内にないこと、受験機会が少ない(月に良くて2度しか受験できない。)ことを試験官は知っています。ですから、試験後、必ずアドバイスをしてくれます。合格を目指すのなら、他の受験者に対するアドバイスであっても聞き逃してはいけない。合格のチャンスは、その一言一言の積み上げの向こうにあるのです。私が受けたアドバイスです。

①「逆行、ブレーキをしっかり踏むこと。バックするとき後ろばかり見るな!周りを確認しなさい。」

②「場内では良かったけど、路上ではとにかく減点が多すぎる。150点ぐらいの減点になる。路上のコースを走って勉強しなさい。速度オーバーが2回あった。」

③「もっとしかっリブレーキを踏まなきゃ!失敗しそうになったらやり直せばいいんだ。」

④「左折のとき左により過ぎ。場内での減点が0点になるようにがんぼろう。」

⑤「鋭角は2回目の切り返しで通過できたはず。白線は踏んでいいんだ。」


◎ネット情報の入手
大型2種運転免許は難しく、合格点も80点以上をとらなければなりません。書店の本から情報を入手するという手段もありますが、ネット上には実際に受験された方々の声が多くあります。しかも課題の具体的なクリアー方法なども紹介されています。これらの、情報をプリントし丹念に読むことです。私は、課題クリアーの方法をこれらのサイト情報と合格者から得ました。私が参考にしたサイトです。
●http://www.hm2.aitai.ne.jp/~kato-yn/homepage%20nisyu/index.htm
●http://homepage2.nifty.com/sazanamiskyline/index.html
●http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Pit/1114/
●http://www3.wind.ne.jp/muto/car2/car2frame.htm
●http://homepage3.nifty.com/~o-chan/menkyo/index.html
●http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Rally/4096/


◎自家用車での練習
私の愛車は軽トラックです。これを運転しても練習にはならないと考えるでしょうが、試験車両に乗っているつもりで路上コースを走ることで、法令に基づく運転の練習ができます。大型2種の試験は、法令に基づく運転がどれだけできているかを試すものです。道路交通法などの法令は、軽トラックにだって当てはまるのですから、普段からそのつもりで運転することは大切なことだと考えます。私の場合、路上コースを何度も走ることで、試験の際にも少し余裕が生まれてきたような気がします。合格された職場の方は、日頃から、自分の車で6点確認、3点確認などの練習をしていたそうです。

◎場内課題~鋭角~
一緒に受験された方々は、皆さん場内課題の鋭角で苦労されています。縦列駐車も同様に苦労されています。そこで、鋭角のクリヤー方法について考えてみました。鋭角は60度、路面には白線が引いてありますが切り返しの際踏んでもOKです。設計上は1回の切り返しでクリヤーできるそうです。右から入る鋭角も左から入る鋭角も要領は全く同じです。左から入る鋭角(運転席側が鋭角内側))で考えてみましょう。※やり方はいくつかあるようです。これは私のやり方です。

①深く進入する!
車体左側(助手席側)を白線に沿わせて進入します(ギアは2速)。ポイントは、この入る深さです。浅いか深いかで100%決まります。浅ければ100%無理です。入る深さの基準は、運転している自分の位置が出る側の車線の中央を過ぎた段階です(出るほうの車線を必ず目視すること)。このポイントを過ぎていても心配いりません。早すぎるのは厳禁です。そして、ゆっくり進みながらハンドルを右いっぱいに切ります。停止した状態でのハンドル操作は禁物です。
もし浅く進入してハンドルを切り込んだと判断したときは、気づいた時点で思い切ってやり直しましょう。進入した体制に戻すのです。3回切り返しても減点にはなりません。決して諦めたらいけません

②出る側路肩と車体を直角に!
出る側の車線の路肩から前輪が脱輪しない直前(ミラーで確認する)で一旦停止します(白線は踏んでOK)。停止する直前、前輪が真直ぐになるようハンドルを戻します。車体が出る側の車線の路肩の線と直角になるようハンドル操作します。

③後退は前輪をかわすため!
後退しながらハンドルを左に切ります。この後退は、助手席側前輪が切れるようにするためのものです。ですから後退はぎりぎりまでする必要はありません。停止する寸前ハンドルを戻します。前輪をまっすぐにします。このとき、鋭角の内側頂点と右側後輪の位置関係をミラーで必ず確認します。鋭角の内角頂点と右側後輪の距離が空いていれば鋭角の脱出は80%成功です。

④早く切り込まない!
助手席側前輪の動きと右側後輪と鋭角の内角頂点との距離を交互にミラーで確認しながらハンドルを右へ切り込みます。このとき、ハンドルをあまり早く切り込まないこと。切り返しはあと2回できます。切り込みすぎると右側後輪が鋭角の内角頂点に接近しすぎ脱輪してしまいます。助手席側前輪が路肩の白線を踏んでもOKです。路肩から脱輪しなければいいのです。慎重にハンドル操作します。右側後輪が鋭角の内角頂点をクリヤーできればもう安心です。

⑤ハンドル操作には意味がある!
鋭角のポイントは、各段階でのハンドル操作の目的を理解することです。①と②のハンドル操作で鋭角の内側頂点と右側後輪の距離がほぼ決定します。つまりハンドルを早く切り込むと脱出不可能となります。③のハンドル操作は助手席側前輪を逃すための前操作です。④のハンドル操作は、助手席側前輪を逃すためと右側後輪を鋭角の内側頂点からかわすための操作です。これらハンドル操作の意味を理解することが、鋭角苦手意識を払拭する手掛かりになると思います。