大型特殊(1種)運転免許取得ドキュメント(1日目)


実技試験1回目

一度も運転したことがない大型特殊自動車。建設現場などで使用される機会が多い特殊な車両です。この車両を運転するには大型特殊運転免許(一種と2種がある。)が必要です。いろんなHPの情報からそれほど難しい試験ではないと勝手に解釈して、気軽な思いで受験を決めました。



大型2種運転免許の最後の試験から1ヶ月余り、久しぶりの佐賀県運転免許試験場です。午前8時30分、総合受付で申請書など4枚の書類を受取り所要事項を記入、2枚の写真を貼ります。佐賀県証紙4400円を購入後大型特殊の受付窓口で受験の受付を済ませます。さらに適性検査(一種の場合は、視力検査に深視力検査はありません。)を無事終了。
ロビーの正面には電光掲示板で今日のコースが表示されています。大型特殊の試験コースは1コースと2コースがあり、本日は1コースです。



午前10時、試験開始です。試験官は大型2種で合格をいただいた「○本試験官」です。緊張感は少し緩みました。やはり、慣れた試験官ということで、気がとても楽になりました。でも、現実は厳しいものでした。
受験者は6名、私の番号は「1004」、4番目です。私の前に受験された3人の方々は方向変換後、完走することなく出発点へ戻ってこられました。皆さん建設現場などで運転されているらしく運転は上手なのですが・・・いよいよ私の番です。

その名のとおり大型特殊は大きい!運転席へは梯子を4段ほど上らなければなりません。まあ、運転の基本は自動車も同じだから、と思って運転席に座りました。が、運手の仕方、操作の仕方が分かりません。試験官から一応の操作方法の説明を受けました。特徴的なのは、クラッチはなくセミオートマッチックの3速であることです。さらに、バケットの上げ下げが必要なことです。セミオートマッチックってどのように運転するんだろう?分からないままスタートしました。



佐賀県運転免許試験場の大型特殊車両は、コマツWA100という中折式のパワーショベルです。とにかくでかいです。スタートして気がついたのは、ハンドルを切ると運転席のある車体のほうがハンドルとは逆方向に一旦ぶれるということです。また、ハンドルがとても軽く、真直ぐ進んでいるつもりでも車体がぶれて変な方向へ進んでしまうのです。こりゃ大変!

さらに、ギヤの使い方が分からず、スピードは出せないし操作に全く余裕がありません。大型2種のとき以上にへこたれてしまいそうです。方向変換の地点にたどり着く前に減点オーバー、お情けで方向変換はさせていただきましたが、そのまま発着点へ直行です。見事不合格でした。
自己反省として、スピードが出ていない、ハンドルのブレがひどい、操作に全く余裕がない、といったところです。合格までの道はかなり険しく遠そうです。

▼佐賀県での大特試験
①試験日は第1・3金曜日のみ
②事前予約制
③予約は2回分できる。
④受験費用は、試験料3300円+車両代1100円=4400円
⑤試験車両:コマツWA100 3速セミオートマ
⑥コース:1コースと2コース



▼バケット操作 
①座席右側の細長い赤いレバーがバケット操作レバーのロックレバーです。これを倒します。
②作業機レバーを手前に引きバケットアームを上に上げます。
③さらに作業機レバーを左に倒すとバケットが上を向きます。
④ロックレバーを元に戻します。

▼エンジン始動
※ブレーキとアクセルはハンドルポストの右側、左足のペダルは使いません。
①アクセルとブレーキペダルを踏み込みシートの調整
②ルームミラーの調整、サイドミラーの見え方確認
③シートベルト着用(航空機のシートベルトみたいです。)
④サイドブレーキがかかっているか確認
⑤前後進レバーが「N」、ギヤが2速にはいっているか確認
⑥ブレーキペダルを踏んだままメーターパネル横のキーをまわしエンジン始動

▼試験官のアドバイス
ギヤは3速まである。3速を使わないと・・・スピードが出てない。(アドバイスはとても少なかった。アドバイスする技術的段階まで至っていない、といった感じです。)

▼本日の費用4400円。

2004/12/3