大型2種運転免許取得ドキュメント(1日目)


実技試験 1日目

緊張で朝4時前に目が覚めてしまいました。1回目の技能試験です。大型バスの運転は初めて、しかも何ら教習も受けずに受験するなんて無謀ですが、佐賀県内には教習してくれるところはないので仕方ありません。願わくは2番目以降の受験順番でありますように、と願っていたところ、2番目。場内の課題は鋭角と方向変換。受付を9時前に終了していたので試験開始の10時まで1時間あります。



外を見るとバスが停まっています。これです、私が試されるのは。そばに近寄り運転席を覗き込みます。見れば見るほどそのボディーの長さ(11m)に萎縮するばかりです。当然なのですが、マイクロバスとは比べ物になりません。めいる気持ちのまま鋭角と方向変換、それに縦列の場所を偵察しました。難しそう!このまま帰ろうかな、と考えるほど緊張していました。10時、いよいよ試験開始です。試験官は○本氏、受験者は3名、バスに乗り込むと操作関係の説明がありました。緊張感はいっそう高まります。

メインスイッチ⇒キー操作でエンジンがかかります。サイドブレーキは初めての形状と操作方式です。左側のダッシュボードの下のほうにあります。レバーを上下する操作方法です。ミッションレバーは左上が「R」タイプです。ブレーキはエアーブレーキ、私にとっては初めてのブレーキ方式です。
最初の人は数回受験されている方のよう、右から入る鋭角が最初の課題です。でも、脱輪されました。ここで失格ですが、試験官は方向変換へ行くように指示されました。私はひたすら方向変換の状況を見つめました。いよいよ私の番です。



ネットで仕入れた情報を思い出しながら、落ち着いて運転席に座ろうと心掛けましたが、だめでした。場内コース上で運転席に座りました。緊張しながらもシート位置の調整、バックミラーの調整を行いました。いよいよ発進です。60mほどの直線ですが加速不足です。仕方ありません始めて乗るバスなんですから。左カーブに差し掛かりすぐさま鋭角へ右側から進入します。進入路が近づき減速のためブレーキを踏みますがスピードが落ちません。エアーブレーキに全くなじめませんでした。少し通り過ぎましたが、最初の課題、鋭角です。深く進入し左へハンドルを切ることに神経を集中しましたが、浅すぎたようです。左後輪を脱輪しました。これで失格です。切り返す際の安全確認(6点確認)も不十分でした。お情けで方向変換をさせていただきました。方向変換はできても、ポールとの距離は50センチ以内でなくてはなりません。バックしますが、車体がポールまでどのくらいなのか全く見当がつきません。難しい!次の方も鋭角で失格でした。
降りる際、2点ほど指摘されました。「逆行、ブレーキをしっかり踏むこと。バックするとき後ろばかり見るな!周りを確認しなさい」。次回から気を付けなければ・・・。甘くない、それが大型2種運転免許です。帰り道は、いつになるか分かりませんが路上試験のコースを走って帰路につきました。
受験費用6650円也。

2004/8/3